脱出ゲーム: 数学者の書斎 攻略
---プロローグ---祖父が他界してから、どのくらい過ぎただろうか。
祖父は数学者。
天才学者として名を馳せた訳ではないが、誰よりも数学を愛していた。
難問を解きながら眠り落ち、夢で解答を得ると同時に目覚める。
そんな毎日を過ごしながら、傍らでパズルを創作し僕を楽しませてくれた。
祖父の書斎は、今でも家族によって生前の状態に保たれている。
なぜなら、僕達に数学はよく解らないが、面白いからくりとパズルが部屋中に仕掛けられていたからだ。
家族はそれを祖父の遺言と考え大切にしている。
久しぶりに、祖父を感じたくなった僕は、書斎に入る事にした。